一年前の7月7日は義父の告別式でした。暑い日、仕事のスケジュールを調整して喪服を着込んで斎場にタクシーで駆けつけました。控室には知人、親戚一同が多く集まり始まりを待っている様子でした。
遺影は娘を連れて旅行に行った下田で撮った一枚です。とてもいい笑顔です。あの時はこのような一日を感じさせませんでした。
棺の中に大好きな花を散りばめ、撮影時に着用していた帽子を被らせました。火葬後娘と私で骨を拾いました。
娘は強かったと思います。
息を引き取る瞬間には立ち会えませんでしたが、義兄に手を繋がれ病院に来た娘に一言 『強くいなさい、泣いちゃだめだぞ』 と伝え病室へ向かってから、私の知る限り娘は一度も涙を流しませんでした。感受性が強い娘には酷だったかもしれません。あれから一年が過ぎ、娘も大きくなりました。今ではお祖母ちゃんよりも背が高く、来年は中学生です。
孫が大好きだった義父も中学生姿を見たかったでしょう。せめて義父が愛用していたカメラでその姿を撮影し仏壇に供えようと思います。
義父の撮った花が多く乗せられたブログがこちらです。時間がありましたらのぞいてみてください。娘のコメントも載っています。
http://hanafukei.exblog.jp/